文庫本ではなく、今では珍しい全六巻の単行本である本作を、
半年をかけて読破しました。この単行本は一ページが一千字それ
が三百五十ページで一冊、これが全六巻という膨大なもので
(四百字詰めの原稿用紙にして実に五千枚！)読むだけでも大変でした。
もっと驚いたのは、司馬遼太郎氏はこの作品を四十台に書き上げたということです。
準備と執筆で四十歳からほぼ十年を費やしたといいます。
本作の感想ですが、凄いです。戦記ものとしても面白いし、
非常にいろいろな意味で勉強になります。其の教養の高さ、
取材の綿密さには目を見張るものがあります。司馬遼太郎の作品としては、
学生時代に、竜馬が行く、を読んでいます。これも長い作品ではありましたが、
この坂の上の雲、のインパクトは物凄いです。でもこの両作品は共通して
いるところがあります。其のすさまじい分量の割りに主人公の最期
の描き方が、余りにもあっさりしている点につきます。これは彼のどの作品にも言えることです。
こういうところから司馬遼太郎の人生観を垣間見ることもできます。
とにかくこの作品は日本の文学界が、全世界に誇る、日清、日露戦争を描いた
戦記文学の最高峰ということができるでしょう。
同じ四十台の私は何をしているんだ、と率直にわが身を恥ずかしく思ったしだいです。

今年も綺麗に咲きました。
雨が降らないので
庭の水撒きが大変です。

近くで公開放送があったので、行って来ました。
横浜局の中継車が来てました。
ラジオだと、センターまで光回線のようです。

また各駅停車で行って来ました。
現在、甲府駅北口で建て替え工事が
始まっています。

各駅停車で行って来ました。
テレビが県域になったので、
増築したみたいです。