今から三十年以上昔、私が小学生だった頃、巨人の星、
明日のジョー、タイガーマスクなどの原作で知られた
梶原一騎が原作を担当した、大ヒット劇画がありました。
劇画なんですが、限りなく大人向けでハードな内容でした。
同期のませた女の子が全巻持っていたので私も読んで知っていました。
それがこの作品、「愛と誠」です。サンセメンバーの中で知って
居られるのは「ち」さん一人でしょう。そんなに昔の原作を
何故今取り上げたのかはわかりませんが、三池監督は、私より
年上ですからこの原作の存在は知っていたものと思われます。
単純に面白かったです。ミュージカル形式にしたのも意外性があって
楽しめました。主演の二人もよかったです。特に武井さんは、
原作のイメージぶっ壊して馬鹿っぽく演じてくれて、新鮮でした、
で、この映画で最も光っていたのは、殺陣です。特にいい
おっさんの癖になぜか高校生役をやっている伊原剛との
対決シーンはしびれます。花園高校の美術も素晴らしい。
でもこの映画、原作を知っている人は限られている筈です。
何故今映画化の運びになったのかは、謎という他ありません。

私の映画、テレビの助監督をやっていた期間は、
本当に短い時間でしたが、その時間の濃密さ、
数々の出会い、など本当に中身の濃い時間だった様に思います。
私は地井さんとは面識はないのですが、ほんのすぐ近くで
見たことがあります。それは二十年前の東宝撮影所（成城にあります）
での事、Vシネマでご一緒した、でんでんさんとベンチに座って
いろいろとくっちゃべっていた時、突然すぐ目の前のベンチに、
地井さんと宍戸開君が着てべらべらしゃべり始めたのです。
唯それだけの思い出なのですが、私はその時の地井さんの
笑顔が脳裏にこびりついて離れないのです。
何にせよ70歳は早いです。早すぎます。
残念です。その一言に尽きます。

梔子の花が咲きました。
ジャスミンのような強い芳香で
そばを通ると良い香りがします。

ピンクの花が
螺旋階段のように並んで咲きます。

ねじりんぼう
モジズリ草
とも言うようです。

幕張メッセのファミリーセールに行きました。
シャツとジーンズを買ってきましたよ。