フランス映画で誰を連想するかといえば、私よりも一回り上の世代なら、
アラン・ドロン、Ｊ・Ｐ・ベルモント、辺りでしょうが、私や「ち」さんの
世代になるとちょっと違います。私は圧倒的にソフィ・マルソウですね。
１９８０年のラ・ブームは衝撃的でした。それから同年代に製作された
クロード・ルルーシュの「夢追い」です。これはもう五十回くらいは
観たでしょうか、これに主演していたのが、ご存知カトリーヌ・ドヌープですが、
彼女の女優としての地位を確定した、シェルブールの雨傘の３年後に、
監督ジャック・ドゥミ、音楽Ｍ・ルグランの全く同じスタッフで創られたのが、
本作、ロシュフォールの恋人たちです。でも今回はキャストの規模が違います。
お金かかってます。カトリーヌ・ドヌープ、ウエストサイド物語の、ジョージ・チャキリス、
何とあのジーン・ケリーまで出演しています。ルグランの音楽のクオリティも
相変わらず高く、ミュージカルの振り付け、規模も素晴らしいです。
私がつくづく思ったのは、フランス人の恋愛観のアメリカ人との決定的な
相違です。これは全く違う。ジョージ・チャキリスを出演させたのも
そこを強調したかったからに違いないです。ハリウッド映画のウエストサイド物語の
影響を強く受けていますが、フランス流はハリウッドとは違うんだぞと言う、
フランス人ならではの癖の強さというか、プライドを感じます。私はカトリーヌ・ドヌープ
というと、夢追いをすぐに思い出しますが、この映画は実に初見でしたが、
こんな映画があったんだと、素直に驚きました。ルグランの流麗な音楽は、
後に大林宣彦の時をかける少女、に強い影響を与えたであろう事は明らかです。
それにしてもジーン・ケリーもドヌーぷもみんな若い・・・。それはそうだ、
この作品が公開されたのは１９６８年だそうですから・・・。

歩行者天国へ行きました。
天気も良く大勢の人で賑わってましたよ。

お買い物をして
GINZA SUN JUICYで
食事をして帰ってきました。

私が子供の頃から青春期に至るまで、話題の大作映画を次々にヒットさせた
ハリウッドの職人映画監督です。タワーリングインフェルノ、キングコング、ナイル殺人事件、
などなど、記憶に残る映画ばかりで、スケールの大きい演出ではハリウッドの
一時代を築き上げました。晩年こそ作品に恵まれず、パッとしませんでしたが、
その名前は鮮烈な作品の記憶とともに、永遠に我々映画ファンの間で、
語り継がれていくことでしょう。私も彼の年齢に達するまでのおよそ
四十年、時間を大切に、充実して楽しく生きていきたいと思います。

今年も綺麗に花が咲きましたよ。

一眼レフで撮影してみました。
いまどきのカメラは綺麗に撮れますね。