私の古巣の日活が久しぶりに創った、興業作品という事で期待して
いましたが、製作総指揮が、宗教団体幸福の科学の大川隆法と知って
ドン引きしました。この宗教団体、私個人的には余り共感している訳では
ないので・・・。でも観てきました。私映画を観るとき、大抵は
自転車で行ける近所のシネコンに行きますが、今回は単館で全国
ロードショーではなかった為、わざわざ新宿まで観に行きました。
まあまあ良かったです。大川隆法の作品としては最もまともでしょう。
感動しました。天使の造形というか、ＣＧも見事で、全体として
うまくまとまっていたのは、監督の手腕でしょう。大川ではないです。
こういう良心的な映画が、全国公開されないのは非常にもったいないです。
それと日活はこれ以上幸福の科学にのめり込んで欲しくはないです。
あなた方は面白い映画を創る事に邁進してくれればそれでいいんですから・・・。

ワイルド７と言う漫画を御存知でしょうか？。かなり以前に一世を
風靡した漫画で、テレビドラマ化、映画化もされました。中々面白い
漫画で、私の人生最大の親友のＴくんが、（Ｔくんは十代で夭折）
中学生の時に全巻持っていました。今から三十年以上前の事です。
私は望月先生の漫画は、秘密探偵ＪＡ、という作品を持っていて
これの一場面に時代考証のおかしい所があったので、クレームの
手紙を送ったら、わざわざ返事を下さいました。Ｔ君の事といい
何かと思い出の多い漫画家の先生でしたが、本当に残念です。
望月先生の御冥福をお祈りします。

私は１８８４年に起こった秩父事件について興味を持ち、
図書館で文献を漁るように読み、ネットで研究しましたが、
この秩父事件は、規模といいスケールといい、明治時代最大の、
農民暴動をと言えます。同時にこの事件は当時の自由民権運動の
一種の革命運動であり、埼玉県民が長く記憶すべき県民の誇りとすべき事件だと思います。
本作は神山征二郎監督のメガホンの下、２００４年に四億五千万円の巨費を
投じ延８０００人のエキストラを動員して製作されました。
不況で秩父の養蚕農家が、困窮し、借金を返せなくなり、当時の
自由民権運動の過激派に触発されます。彼らは困民等を組織し、
地元の名士の田代栄助を総理に仰いで、１８８４年１１月１日
椋神社に集結して武装蜂起します。その数三千人。
火縄銃の鉄砲は二千丁、大砲も持っていました。暴徒化した彼らは、
高利貸しの屋敷や官公庁を次々に襲撃、放火し秩父市を制圧します。
この事態に驚愕した中央政府は直ちに、鎮台兵（要するに軍隊）を投じて、
困民党の暴徒を次々に撃破します。一方で困民党の一部は信州に進出、
南佐久郡東馬流にて、政府軍の総攻撃を受けて遂に壊滅します。
以上が秩父事件の顛末ですが、この映画は、その過程を淡々と描き、
まるで記録映画のような趣で観せていきます。出演は緒形直人、
林隆三、藤谷美紀、田中好子、田中実、など豪華なキャストです。
私はこの映画を見直して、本当に残念に思うことがあります。
それは本作に出ている俳優の内、林隆三、田中好子、田中実
の三人が、惜しくも鬼籍に入ってしまったことです。

平日ですが時間が空いたので
目黒川へ行ってみました。

休日並みの人出で賑わってましたよ。
とっても綺麗な桜でした。

MeguroRiver.

ドライブ中に発見しました。
まだ水素自動車に乗ってる人は
いないと思うのですが…
未来が待ち遠しいですね。